自由と平等 2014 6 7
2014年6月6日の時事通信社には、このようなニュースがありました。
ノルマンディー上陸作戦70年記念式典に出席したオバマ大統領は6日、
演説で、「自由と平等を要求する米国の決意は、
この海辺に血をもって刻まれており、永遠に消えることはない」と述べ、
米国は大義のためなら犠牲をいとわない自由擁護の最大の力だと強調した。
(引用、以上)
オバマ大統領は、このセリフを中国に対して言うことができるか。
おそらく、できないと思います。
こうしてアメリカの権威は、ひたすら失墜していくでしょう。
中国から見れば、
「オバマ大統領は、臆病で、腰抜けだ」と見えるでしょう。
もちろん、今でも、軍事力においては、
アメリカは、世界最強でしょう。
しかし、アメリカの最高司令官は、
軍事力について、どう考えているのか。
古森義久氏の著書によると、
「オバマ大統領は、そもそも軍事力が嫌いだ。
アメリカの国政レベルでは、そんな認識がよく語られる。
これは、保守派だけからの評価ではない。
与党の民主党側にも浸透した認識だと言える」という。
これでは、いくら世界最強の軍事力でも、
実質的には、「張子の虎」でしょう。
要するに、アメリカの軍事力は当てにならないし、
そもそも当てにすべきではないでしょう。
このような「厳しい国際情勢」にもかかわらず、
日本国内では、
「何もしなくても、永久に平和が続く」と考える空想的平和主義者が多い。
井の中の蛙大海を知らず。
それとも、「見たいところは見て、見たくないところは見ない」という、
少女漫画の世界に逃避してしまったのか。